農業共済新聞

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2019年6月4週号
地域活性化を目指して - 福島停留所
 【横手市】横手市大雄の福島地域では、住民たちが農産物の直売所と休憩所を兼ね備えた「福島停留所」を運営し、交流の場として親しまれている。
 「気軽に集まれる場所を作り、地域を活性化させたい」との思いから、2017年に開設。かつて交流の場として存在したバス停をイメージして名付けられた。
 運営の中心的存在である鈴木長悦さん(65)は、「高齢者が集まり休憩する姿がよく見られる。14世帯と小さな集落だが、地域で暮らす人にとってビタミン剤となれば」と話す。
 直売所では住民が作るアスパラガスやキュウリなど、さまざまな農産物を販売する。昨年からは同市の助成を利用し、住民たちが協力して露地5㌃でミニトマト「ロッソナポリタン」を栽培。7月下旬から直売所に並ぶ予定だ。
 「県外に住む出身者に向け地域の農産物を詰め合わせた『ふるさと便』の発送を検討中」と鈴木さん。「住民の生きがいづくりに活用するため、売り上げ向上の仕組みを考えたい」と話す。

 ▽福島停留所=横手市大雄字福島22▽営業日=金~日曜日、午前9時~正午
次号をお楽しみに!