販売するのは生食用品種「バナーネ」と加工用品種「ホワイトゼノア」。特にバナーネの人気が高く、開店から約1時間で売れてしまうほど。今野さんは「昨年は県内各地からお客さんが訪れ100㍍ほどの行列ができたこともある」と話す。
同地区ではホワイトゼノアの栽培が一般的だが、生食用イチジクの需要が高いと言われ、今野さんは5年前から手掛けている。2品種合わせて40㌃と水稲110㌃を栽培する兼業農家で、バナーネは完熟したものを朝取り・パック詰めして販売する。
今年は春先の低温で心配したが、梅雨明け以降の好天続きで作柄も良好とのこと。「生のイチジクの食感や甘さを多くの人に味わってほしい」と笑顔で話す。