長い間、同地区の果樹農家・高橋久志さんが委託されてきたが、若い世代に栽培を譲ろうと金子さんに声をかけ、現在は金子さんが手掛けて4年ほどになる。「思いを込めて作っているので、受験生の皆さんも一生懸命勉強して良い結果を残してほしい」と話す。
金子家では祖父の代からリンゴ栽培を始め、貴広さんで三代目。園地60㌃には、「ふじ」や「シナノスイート」等主要5品種を手掛ける。
通常のリンゴ栽培については「量よりも質と食味を重視している」と金子さん。色付きなどにより品種の収穫適正時期はあるが、「収穫前には試食をし、自分がおいしいと納得したものを出荷している」と胸を張る。
今後の経営については「園地の規模拡大は考えていない。一にも二にも高品質のリンゴ生産を今後も追及していきたい」と話す。