農業共済新聞

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2020年3月4週号
農業に魅せられて~新規就農者の挑戦~ - 鈴木祐之さん(36)
 農家1年目となった2019年は、カボチャ10㌃やブロッコリー10㌃、ネギ5㌃、80坪のハウス1棟でシュンギクを栽培しました。就農するまでの2年間は、県の未来農業のフロンティア育成研修の野菜部と花き部で技術を学び、野菜約10品目と米を栽培する男鹿市の農家元で実地研修を行いました。多品目野菜の栽培をしたいと考えていたので、実地研修はとても良い経験でした。
 私は主に野菜を手掛け、フロンティア育成研修で知り合い結婚した妻(美里さん=29歳)が、露地栽培のキク6㌃と45坪のハウス1棟でハボタンを担当します。ネギをJA、その他全てを能代青果へ出荷しています。
 昨年は春の水不足からネギが2か月遅れたため、他の野菜のスケジュールが混み合ったり、潅水設備の故障があったりとトラブルだらけでした。それでも、収穫した野菜をおいしいと言ってもらえたことがうれしく、自信になりました。
 農業を通じて、たくさんのつながりができました。研修の同期と定期的に集まり情報交換をしたり、近所の農家さんと野菜の物々交換をして、たまに釣ってきた魚をもらったりと、人との輪が広がっていくことも農業の魅力ですかね。
 今年はオクラも始めようと考えています。天候に左右される農業ですが、潅水設備の点検や強化、先を見越したスケジュール管理を行い、旬な時期に良質な野菜をお届けできるように頑張っていきたいです。
次号をお楽しみに!