ブルーベリーを手掛ける鹿角市花輪の「かづの精果園」(田渕博之代表=41歳)では、収穫が最盛期を迎えている。
栽培するのは、「ブルークロップ」や「バークレー」など、ハイブッシュ系と呼ばれる寒冷地向けの15品種。農薬をできるだけ使わずに、1・5㌶で約3千本作付けている。
「カラスの食害には一番悩まされる」と田渕代表。カラスは頭が良く、最初は1羽だったものがあっという間に群れて10羽、100羽になり、ブルーベリーが大きな損害を受けるという。
自社のホームページやインターネット通販サイト(楽天市場)などで販売する他、摘み取り体験を行っている。中学生以上は600円、小学生は300円と設定し、時間無制限で食べ放題。持ち帰り用も用意している。
田渕代表は「今年は果実が大きく、収量も平年並みで上々の味になっているので、多くの方に味わってほしい」と話す。