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2021年2月2週号 青色申告を簡単なやり方で①
個別相談会で内容を確認 - 正木一男さん

 横手市柳田の正木一男さん(75)は、2013年から青色申告に取り組み、今年で8年目。申告実績が十分にあったため、19年に始まった収入保険への加入がスムーズにできた。
 13年当時、JA秋田ふるさと青色申告会(現在は横手農業青色申告会〈佐藤幸男会長〉としてJAから独立)の会員募集で、青色申告に興味を持った正木さん。「アスパラガスの栽培で得た収益を正確に管理したかったし、パソコンの使い方を学びたかった」と話す。
 正木さんはJAのほか、県や市が主催するパソコンを使用した初心者向けの説明会や、手書きで一から教えてくれる講習会へ参加して青色申告を学んだ。「このような講習会は、毎年開催されているので、青色申告に触れたことがない人は利用すると良い」と話す。
 正木さんの申告方法は、月ごとの収支をノートに手書き。1年分の申告に必要なデータを大まかに仕分けする。この作業はパソコンを持っていなくても可能だが、会計ソフト「ソリマチ」を利用したデータも作成している。
 まとめたデータは2月中旬ごろ、横手農業青色申告会が開催する確定申告の個別相談会に持参し内容を確認してもらう。「JAを退職した元職員や、税務関係の担当経験のある元市役所職員が対応するので安心」と話す。会場で決算書を清書、その場でe ― Taxを利用して提出する。 「青色申告は自分の家の経営状態を把握できる。新たな作物の栽培に挑戦できる時期かどうかの判断材料にもなる」と話す正木さん。青色申告の利用を勧めている。

 ▽水稲115㌃、露地アスパラガス30㌃
次号をお楽しみに!