2022年3月4週号
情報共有 効果的な指導へ - 雄勝地方病害虫防除員協議会
県南東部に位置する雄勝地域のJA・NOSAIの各職員で構成される「雄勝地方病害虫防除員協議会」(髙橋俊裕会長=32歳、会員19人)では、地域一体となった防除体制の確立を目的に、情報共有や研修で研鑽に努めている。
毎年1月から2月に、関係者が一堂に集う。JA担当者が、2021年の防除指導実績や病害虫発生状況の資料を提供して、振り返り協議した。課題や技術情報を共有して、改善点を22年の防除指導に生かす。
研修では、県農業試験場や病害虫防除所研究員から、昨年産米のいもち病とカメムシ被害対策、防除効果の実証、新規登録農薬の実証効果などを学んだ。
会員からは「充実した内容だった。指導の現場へ情報や技術をしっかりと還元したい」などの声が聞かれた。髙橋会長は「コロナ禍で、農家も指導者側も情報共有の機会が減っている。難しい状況下だが、指導機関と会員が一体となって、効果的な防除指導を展開していきたい」と話す。
次号をお楽しみに!