キュウリ10㌃と水稲1・2㌶を作付ける鹿角市花輪の福島義彦さん(67)。今年はキュウリの品種を「ほっきこう121」から「なつめく」に変え、680本を植え付けた。収量を上げるため、10日に1回追肥を行うほか、摘心などの管理を徹底している。
福島さんは以前、キュウリホモプシス根腐病で半分以上が枯れる被害を受けた。「防除や栽培方法は、今までのことを踏まえて勉強し、対策を考えている」と説明する。
8月の豪雨では畑の水がはけず、土中に酸素が入らなかったため根が委縮。予定より1カ月早く収穫を断念した。「キュウリの収入がどれほど落ちるか分からないが、収入保険に加入しているから安心。米の出来はまずまずなので、収穫に期待したい」と話す。
今後は「可能な範囲で無理はせず、生涯農業を続けたい」と張り切る。