株式会社ジェイエイ秋田しんせいサービス(由利本荘市埋田)では、JA秋田しんせいブランド「土づくり実証米ひとめぼれ」を100%使用したきりたんぽを製造・販売し、好評を得ている。
特注の機械を用いて製造し、需要が高まる冬は1日約5千本を生産する。同社の小松渚課長補佐(37)は「この地域のひとめぼれは、米の食味ランキングで4年連続特Aの評価を得ている。米本来の食味と粒感を感じてもらえるように作っている」と説明する。
比内地鶏スープは、同市内の有限会社マルイチしょうゆ・みそ醸造元のだしつゆ「八方美人」をベースに、同市やにかほ市で飼養された「比内地鶏」を使用。あっさり甘めの味に仕上がっている。
商品は、地元スーパーで販売するほか、北海道や関東圏にも流通している。「今後は、夏にきりたんぽを食べてもらうため、バーベキューの食材として提案していきたい」と意気込む。