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東北版10月2週号
ダイズシストセンチュウ対策 緑肥利用の土作りが奏功 - 須田悟史さん

 エダマメを4㌶栽培する湯沢市幡野地区の須田悟史さん(44)は、安定した収量確保に向け尽力している。
 エダマメの品種は「おつな姫」「とびきり」「ゆかた娘」「あきた香り五葉」。2019年ごろ、葉が黄色くなったため、JA営農指導の担当者へ確認したところ、マメ科植物の根に寄生するダイズシストセンチュウが原因と判明した。対策を模索した結果、緑肥が効果があると分かり、翌年から取り組んだ。
 エダマメの栽培が終了した畑にヘアリーベッチとクローバーを播き、翌年の春の耕起作業時にすき込む。ダイズシストセンチュウの抑制効果が徐々に現れてきたという。
 すき込んだ緑肥は有機物肥料になり、地力増進につながる。また、畑を深く耕起するサブソイラーを導入し、土作りにも取り組む。
 須田さんは「今年の夏は日照り続きで、近隣の畑が減収する中、安定的な収量を確保できている。将来は規模拡大したい」と意欲的だ。
次号をお楽しみに!