東北版10月4週号
そば料理提供 築 300 年の蔵改修 地産地消を後押し - 樹楽庵
横手市平鹿町にあるそば店「樹楽庵」。庭園を眺められる空間をコンセプトに、四季の木々とともに地元産食材を使った食事が楽しめる場所として人気を呼んでいる。
店主の菅原勝利さん(60)は造園業のほか、和牛繁殖に取り組み、親牛130頭と子牛226頭を飼養している。湯沢市横堀にあった推定築300年の豪農の蔵を、後世に残したいという思いから移築・改修。今年4月に開業した。
提供するそばは、横手市増田町産のそば粉を使用した十割そば。カツオと煮干しに加え、横手市平鹿町産のシイタケでだしを取ったつゆを使う「もり蕎麦」をメインに、季節ごとに地元で採れる山菜や野菜の天ぷらを楽しめる。ブランド豚「笑子豚」を使った肉丼などの丼
物もそろえ、豊富なメニューとなっている。
同店マネージャーの菅原沙織さん(33)は「地場産食材を使ったおいしい料理を提供し、丁寧な接客を心がけている。何度も足を運んでいただけるような店にしていきたい」と意気込む。
次号をお楽しみに!