農業共済新聞

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東北版4月2週号
有機肥料で野菜 喜ばれる商品作りを - 山内隼さん、瞳さん

 秋田市雄和で「やまうちふぁーむ」を営む山内隼さん(47)、瞳さん(44)夫妻は2021年に新規就農し、有機肥料を使用するなど、消費者が安心して口にできる野菜作りに力を注いでいる。
 エダマメ2・5㌶や水稲2・5㌶、ハウス1棟(約6・4㍍×約27・3㍍)でホウレンソウを作付ける山内さん夫妻。ホンレンソウは年5回の収穫を目標に栽培に励む。
 ハウス内の土は水はけが悪かったため、もみ殻や粉砕した木炭、堆肥などを混ぜ3年かけて土壌改良した。
 瞳さんは「購入する人のことを考え、根の泥を落とし、葉の汚れを拭き取ってから袋詰めしている。『買って良かった』と言われる商品を提供したい」と話す。常に消費者の目線を意識し、収穫や袋詰めは2人で協力している。
 隼さんは「今年は耕作放棄地を利用し、大豆を作付ける予定。規模拡大が地域の農地保全につながる。除草作業は大変だが、省力化ができるように今後も工夫していきたい」と前向きだ。
次号をお楽しみに!