農業共済新聞

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東北版7月4週号
農業に魅せられて 新規農業者の挑戦 - 齊藤真由美さん

 ハウス6棟(約1㌶)でラズベリーを栽培しています。主力の「ヘリテージ」をはじめ「チルコチン」など4品種を手がけています。
 土いじりが大好きで、農家になる夢を持ち続けてきました。町の広報紙で「キイチゴ研究会会員の新規生産者募集」を目にし、すぐに応募。秋田県立大学での研修や、2007年からラズベリーを栽培する佐々木雄幸さんの下で学びました。
 初年はハウス3棟からのスタートでしたが、実際は1・5棟の管理で精いっぱいでした。就農3年目の現在は約1200鉢を栽培しています。
 ラズベリーは湿気を嫌うため、水管理は特に気を付けます。通常は朝1回、土が乾いてから灌水します。昨年のような猛暑日は主枝の状態を見て夕方も行います。6月ごろから不要な枝や新芽を剪定し、主枝に栄養が行き届くよう2本仕立てに仕上げていきます。
 7月から本格的な収穫が始まりますが、実りのうれしさを感じると同時に神経を使う時期です。実は柔らかく、へたが刺さり傷付きやすいため、一つずつ丁寧にはさみで収穫します。
 五城目町は県内有数の産地で、国産ラズベリーの国内シェアトップクラス。全国の人に町産ラズベリーのおいしさを知ってもらい、有名になってほしいです。
 品質の良い果実作りにまい進し、ゆくゆくは加工品や新品種にもチャレンジしたいです。収穫体験や食べ比べができたら楽しいなと夢がふくらみます。
次号をお楽しみに!